2014/03/17

◆COMPUTEX2013レポート<6>「COMPUTEXの変化」を象徴する技術出展エリア

日本からCOMPUTEXに出展する企業も年々増えている。「自社の技術を海外でPRしたい」、または「海外で提携先を探したい」という企業である。その選択肢のひとつとして「台湾でパートナー企業を探したい」、「台湾企業をパートナーに中国、東南アジアでのビジネス展開を進めたい」という企業がここ数年増えてきた。技術力があり、世界に市場を求めている日本企業にとって、「台湾企業をパートナーにすること」は海外進出の足掛かりとして懸命な選択。「COMPUTEXに出展すること」はパートナー探しの絶好の機会とも言えるだろう。

COMPUTEX2013に出展した日本企業をヒアリングしてみると、出展目的は大きく3つに分かれる。
第一に、世界中から集まるバイヤー向けに「自社製品の販売」と「販売を目的とした技術力のPR」である。これは、欧米市場の開拓、販売パートナーを探すことを目的としている。しかし、実際に出展した企業からは、「欧米だけでなく、東欧や中南米、アフリカ諸国などのバイヤーからの引き合いもあった」とコメントも・・・。世界中からバイヤーが集まるCOMPUTEXならではのコメントである。

次に、技術アライアンスを視野に入れた台湾ベンダーに対するPRである。ターゲットを台湾ベンダーに絞ってCOMPUTEXに出展する企業も少なくない。「台湾企業に対する自社技術の売込み」、「生産委託先探し」というのが目的。この場合、来場者だけではなく、COMPUTEXに出展している企業もターゲットとなる。自社ブースで来場者に対応するだけでなく、会場を回って他の出展企業にアプローチして積極的にパートナー探しに取りんでいる企業もあった。徹底的に展示会を有効活用しようとする姿勢に担当者の「ホンキ度」の高さを感じる。

3つ目の目的は、台湾企業が持つ「ネットワーク力」に注目している企業もある。台湾企業と提携して、その人材をうまく活用し、中国やアセアン市場の足掛かりにしたいという目的だ。「アジア圏での販売委託先探し」、また単に代理店を探しではなく台湾企業のネットワークを活用して「アジア圏での共同マーケティングへの取り組み」といった目的である。「台湾人材を活用して華人圏での現地法人のオペレーションを任せる」といった踏み込んだ提携関係を模索している企業もある。

以上のように企業によって取り組みはまちまちだが、目的はどれかひとつではなく、さまざまな可能性を模索しながらパートナー探しに取り組んでいる。COMPUTEXに出展する企業は「元気のいい企業」の象徴であるとも言える。どの企業も積極的な姿勢が目立つ。


ASIA-NET 吉村

※レポートのバックナンバーはこちらからご覧ください。

http://www.ippc.biz/DetailComment.aspx?nid=1210

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