中国ネット広告 百度トップ変わらず、ポータルが利用増か
中「2013年第4四半期(10-12月)中国ネット広告市場季度監測」によれば、同期間中のネット広告市場のシェアは百度が全体の31.4%を占めてトップだった。続いて阿里巴巴が17.5%、谷歌中国(グーグル中国)が5.7%だった。
広告主のキーワード広告に対する認知度も相当上昇してきており、百度は依然としてシェアトップを維持している。「百度」というブランドに加え、新たな技術を採用したことで広告効果が高まり、百度は圧倒的な競争上の優位を保っている。2位の阿里巴巴もシェアを伸ばしているが、これは11月11日や12月12日、元旦のセールを狙った広告出稿が増えたためと見られる。
一方の谷歌中国は、2010年に中国の検索エンジン市場から撤退して以来、広告主に海外の販売チャネルを提供する形でビジネスを続けてきた。RTB(リアルタイム入札)広告を導入し、モバイル広告市場にも参入したものの、現時点では効果的な戦略が打ち出せておらず、市場シェアが拡大できない状況が続いている。
中国の大手ポータルサイトはいずれも僅差となっているが、全体的にはシェアが伸びており、五大ポータルサイトのシェアはあわせて15.1%になっている。今後もソーシャルサービスや動画サービス、生活情報サービス等と組み合わせたビジネス展開が続けば、より一層のシェア拡大も見込めそうだ。
2014/2/10 クララオンライン/アジアビジネスコンサルティング
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