2014/02/25

中国のB2C取引規模が過去最高に 前年比40%増

易観智庫がこのほど発表した「2013年第4四半期(10-12月)中国B2C市場季度監測報告」によると、同期間中のB2C市場の売上は1946.5億元で、前期に比べ20%、前年同期に比べ40%それぞれ増加した。

易観智庫の分析によると、前期より大きく売上が伸びた原因は、11月11日の「双十一」と12月12日の「双十二」に大規模なセールが行われたためだ。11月11日は当日だけで支付宝の決済額が350.19億元に達している。ちょうどこの時期は10月1日の国慶節から元日まで大きなイベントがない時期にあたることから、セールを仕掛けることで消費者のニーズをうまくつかむことができたと考えられる。また店側にとっても、年末に向けて在庫を消化して資金回収ができると好評だ。

今期はB2C市場でO2Oモデルのさらなる進化が見られ、天猫は11月11日にあわせて300店舗を超える店とオフラインでもセールを実施して大変な成功を収めた。一方でECサイトの淘汰も進んでおり、10月に蘇寧がPPTVを買収した後、11月には易迅が順豊と戦略的パートナーシップを締結して話題となった。さらに12月には阿里巴巴が海爾(ハイアール)傘下の日日順に28億ドルの投資を行っている。サプライヤーや配送業者の選定もひとつひとつが全て自社の競争力に影響することから、今後も大手ECサイトを中心に買収や投資による陣営の強化が図られそうだ。


2014/2/20 クララオンライン/アジアビジネスコンサルティング

※下記のサイトから詳しい情報が入手できます。

http://www.eguan.jp/2014/02/20/13q4b2cse.html

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