2014/03/23

■日曜コラム■「没有問題」の次の段階は「没有関係」(気にしないで)という言葉

シリーズ「3つの没有に要注意」<その3>

「3つの没有に要注意」は中国ビジネスに関わる皆さんにはぜひ覚えておいていただきたいキーワードです。「3つの没有」とは、「没有問題」(メイヨウウェンティ)、「没有関係」(メイクワァンシー)、「没有弁法」(メイヨウバンファー)の3つ。中国人ビジネスマンが口癖にように言う言葉です。特に、「没有問題」(メイヨウウェンティ)は、実際に中国ビジネスに携わっている方なら、いやというほど聞かされている言葉ではないでしょうか。

■「問題ない」は問題ありと心得よ
本当に「没有問題」(メイヨウウェンティ)は本当に「問題がない」のでしょうか?いいえ、実は「問題ない」という中国人は「問題あり」と心得ておいたほうがよさそうです。これは意図的に問題を隠そうとしているわけではありません。「問題」を「問題」と認識するまでの感覚差が日本人と中国人の間にはあるようです。「問題ない」と言う中国人は「問題あり」と心得よ。こうおもっていたほうがよさそうです。

■「問題ない・・・」から「気にしないで・・・」へ変化
そして「問題ない」と言っていた中国人が次に「没有関係」という言葉を使うようになります。「没有関係」とは、日本語で「気にしないで」という意味です。「私には関係ない」という意味ではありません。「大丈夫、大丈夫。気にしなくてもいいですよ」という意味です。最初は「問題ない」を連発するのですが、あるどこかしらのタイミングから、今度は「気にしないで」を言うようになります。「没有問題」の次が「没有関係」です。

しかし、この「没有関係」が出てくると段階になると、その「問題」はかなり『深刻』な状況に陥っているはずです。この段階で「問題」を速やかに見つけ出し、いち早く手当てをしないと「手遅れ」になります。これ以上「問題」を放置すると取り返しがつかないことになります。問題発見の最後の機会だと思っていいでしょう。

■自主的な「ホウ・レン・ソウ」が苦手な中国人
中国人はもともと「ホウ・レン・ソウ」、つまり「報告」「連絡」「相談」が苦手です。お互い密接に連絡を取り合って仕事をするという習慣がありません。問題を他人に知られたくない。問題の発覚をぎりぎりまで隠したがる。協力して問題を解決するのではなく「自分流」で問題を処理する。こういったマイナスの一面を持っています。

そもそも、基本的に「ホウ・レン・ソウ」に対して感覚の違いがあります。「連絡は必要なときやればいい」、「相談は問題が起こったらすればいい」、「報告は終わったあとですればいい」(事後報告)と考えがちなのが中国人です。まずはそれを知っておかないと「期待を裏切られた」ということになります。「没収関係」(気にしないで・・・)という言葉も「基準の感覚差」が背景にあるのです。

To be continued


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