2015/04/18

◆Computexとはクリスマス商戦を睨んだ「調達」「商談」のための展示会<3>

38,662人(Computex2014実績)という外国人バイヤー登録であるが、恐らく日本国内で開催される展示会では、これほど外国人バイヤーが集まる展示会はないだろう。そもそもCOMPUTEXとは純粋な「トレードショウ」であり、ブースでは文字通りバイヤーと出展社との「商談」が繰り広げれる。日本の展示会にありがちな「会場ではとりあえず資料収集・・・」、「トレンドを掴むために出展ブースを見て回る・・・」といった様子は見当たらない。

日本では「収集した資料を会社に持ち帰って、後日改めて連絡・・・」というのが一般的だが、COMPUTEXでは会場内のブースで実質的な「商談」が行われる。出店側は世界中から集まるバイヤーに台湾製品を買い付けていってもらうための展示会であり、来場者も「買い付け」を目的に集まってくる。ここが日本国内で開催される展示会の大きな違いと言えるのではないだろうか。

つまり、出展する側は「COMPUTEXにブースを確保できるかどうか」(出展できるかどうか)、「COMPUTEXまでに出展製品が間に合うかどうか」(開発が間に合うか、量産にこぎ着けられるか)が企業の存亡を左右するほどの重要な問題なのである。6月のCOMPUTEXに的を絞って製品開発や量産計画のスケジュールが組まれると言っても過言ではない。毎年世界中からバイヤーが集まるCOMPUTEXに向けて、製品の開発競争が繰り広げられるわけである。

世界中から集まるバイヤーはその年のクリスマス商戦向けの製品を買い付けていく。それがCOMPUTEXが毎年6月に行われる理由のひとつでもある。(詳しくは「変わらないCOMPUTEX」を参照)台湾ベンダーは6月からクリスマス商戦向けの「商談」を進め、夏から秋にかけては製品の「量産体制」に入る。10月から11月に出荷のピークを設定し、「クリスマス商戦」に向けた生産体制に入るのである。

主催者によると、会期中の商談はおよそ250億ドル(米ドル)と発表されている。展示会の会期中に行われた商談としては大きな金額だ。しかし、6月に行われるCOMPUTEXを契機に夏から秋にかけてさらにそれを上回る金額の商談が進んでいく。台湾IT産業の中でCOMPUTEXが果たす役割は大きい。

アメリカ/ラスベガスで開催される世界最大の民生用電子機器見本市International CESがある。(米国家電協会主主催/1月)そして、ドイツ/ハノーヴァーで開催
される国際情報通信技術見本市がCeBITだ。(Deutsche Messe AG主催/3月)どちらも世界中の業界関係者が注目する見本市である。COMPUTEXはこの2つの国際的なITイベントと肩を並べるほどに注目される展示会となった。業界にもそれなりの大きな影響力を持つ。

さらに最近では、単なるパソコンの展示会に留まらず「デジタル家電」や「通信」の分野へ。そして「クラウド」や「クリーン/グリーン」(環境分野)から「メディカルエレクトロニクス」、「スマートビーグル」の分野へとCOMPUTEXはさまざまな分野への広がりを見せている。


■Computex2015■ 会期:2015年6月2日(火)~6月6日(土)
 会場:台北世界貿易センター(信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
 出展規模:1,710社、5,069小間 (2014年/実績)
 海外からのバイヤー登録者 166の国と地域から3万8,662人、来場者数13万人

■Computex2015開催概要 
 http://www.tcatokyo.com/
 http://www.tcatokyo.com/COMPUTEX2015-1.pdf

■Computex2015現地視察/事前登録について
 http://www.tcatokyo.com/Computex02.html

■Computex2015出展企業/募集要項
 http://www.tcatokyo.com/Computex03.html

■Computex関連ニュース
 http://www.tcatokyo.com/news.html

http://www.tcatokyo.com

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