2017/03/29

◆Computex2016レポート(7) Computexを理解する3つの切り口<その1> 変わらないComputex

「変わらないComputex」、「変化するComputex」、「半歩先端のComputex」の3つのキーワードをぜひ覚えておいていただきたい。Computexを理解するための3つの切り口である。この3つのキーワードに沿ってComputexの特徴を説明したい。

第一に、「変わらないComputex」とは、ひとことで言うと、世界中から集まるバイヤーが「定番製品」を買い付けるためのComputexである。たとえば、UEBメモリー、パソコンのケースやマザーボード、キーボードやマウスやタッチペンなどの入力デバイス、CPUクーラー、ストレージ、その他のパソコン周辺機器やアクセサリーなど。トレンドによりデザインやスペックは毎年多少は変化するが、基本的には変わらない「定番製品」とである。ここがComputexが最もComputexらしいところ。

「変わらない」と言っても製品はもちろん毎年のようにモデルチェンジされる。パソコンケースやCPUクーラーなどは毎回マニア向けに志向を凝らしたデザインが発表され、新しいモデルが続々と登場する。USBメモリーも毎年のように新しいデザインの製品がお披露目になる。

世界中から集まるバイヤーは「その年のクリスマス商戦で何が売れるか」という視点で製品探しに集まる。また、中国なら「国慶節」がコンシューマの消費が盛り上がる季節、日本なら「ボーナス商戦」というようにそれぞれの国や地域にとって異なる商戦の時期を意識した商談が行われる。つまり、Computexとは「売るモノ」(売れるモノ)を探し、タイムリーに買い付けていくための展示会なのである。

製品は決して最新技術の最先端の製品ばかりとは限らない。「定番製品」を買い付けていくことが台湾に来る一番の目的というバイヤーも少なくない。繰り返しになるが、ここが最もComputexらしいところである。

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◆Computex2017 & InnoVEX2017 開催概要
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*Computex2017とは製品調達及び海外におけるパートナー探しの展示会
*InnoVEX2017とはベンチャーが集まる「ピッチ」と「技術出展」のイベント
主 催:台北市コンピュータ協会(TCA)、台湾対外貿易発展協会(Taitra)
会 期:Computex2017 5月30日 (火曜日)~6月3日(土曜日) 5日間
     InnoVEX2017 5月30日 (火曜日)~6月1日(木曜日) 3日間
時 間:午前9時半~午後6時まで (ただし、最終日は午後4時まで)
会 場:台北世界貿易センター (信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
InnoVEX2017 世界貿易センター第3ホール(信義区) 
出展規模:Computex 1,602社、5,009小間(2016年実績)
InnoVEXベンチャー企業217社(2016年実績)
ピッチエントリー企業102社/ファイナリスト25社/優勝賞金100万ドル
来場者・海外から登録者177の国と地域から40,969人(2016年実績)
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