2017/03/30

◆Computex2016レポート(8) Computexを理解する3つの切り口<その2> 変化するComputex

Computexを理解する3つの切り口、第二の切り口は「変化するComputex」である。製品の最新トレンドを見るComputexと言い換えてもいいだろう。これはずばりインテルとマイクロソフトがその年にどんなニュースを発表するか、どんな技術を発表するか、これが「鍵」となる。台湾のOEM/ODMベンダーは量産パートナーとしてインテル・マイクロソフト陣営の一翼を担っている。インテルやマイクロソフトのブースにはパートナーである台湾ベンダー各社の新製品やトレンドを先取りした製品がずらり並ぶ。これが「変化するComputex」という意味である。

逆に、インテルやマイクロソフトからエポックメイクな製品や新しい技術の発表がない年は話題性を欠くさびしいComputexとなる。Computexの注目度合いはインテルやマイクロソフトの動向にかかっていると言っても過言ではない。マイクロソフトが新しいOSのバージョンを発表するとき、インテルが最新のCPUをお披露目するとき、Computexはより多くの国内外のバイヤーやメディアから注目を集めるわけである。

ブースでの出展と同時に「変化するComputex」で注目したいのはカンファレンスだ。新製品の発表に合わせて欧米からCEOクラスの要人が台湾を訪れ、フォーラムやプライベートセミナーが行われる。また、こうしたイベントでは開発パートナーである台湾ベンダーが壇上にも勢ぞろいし、新製品発表の舞台でそれぞれが技術を競い合う。カンファレンスは会期初日または2日目のビジネスデーに行われることが多く、事前にスケジュールをチェックしておきたい。

「変化するComputex」で台湾の大手ベンダーが出展するのは「南港展示ホール」の4Fである。日本のマスコミの多くが報道するのはこのエリア。PCの雑誌やウェブメディアのニュースを沸かせる。パソコンの自作が全盛期のころマニアが挙って話題の製品を追いかけたが、最近ではタブレット、スマホ、ウェアラブルなどユーザーが注目する端末もだいぶ様変わりしてきた。

しかし、GIGABYTEやMSIなどがパソコンのゲーム専用機種を出展するなど、マニアの間で注目製品が目白押し。ロボット型のパソコンケースやデザインに嗜好を凝らしたCPUクーラーなど、マニアではなくても目を引く製品が今年も並んでいた。

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◆Computex2017 & InnoVEX2017 開催概要
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*Computex2017とは製品調達及び海外におけるパートナー探しの展示会
*InnoVEX2017とはベンチャーが集まる「ピッチ」と「技術出展」のイベント
主 催:台北市コンピュータ協会(TCA)、台湾対外貿易発展協会(Taitra)
会 期:Computex2017 5月30日 (火曜日)~6月3日(土曜日) 5日間
     InnoVEX2017 5月30日 (火曜日)~6月1日(木曜日) 3日間
時 間:午前9時半~午後6時まで (ただし、最終日は午後4時まで)
会 場:台北世界貿易センター (信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
InnoVEX2017 世界貿易センター第3ホール(信義区) 
出展規模:Computex 1,602社、5,009小間(2016年実績)
InnoVEXベンチャー企業217社(2016年実績)
ピッチエントリー企業102社/ファイナリスト25社/優勝賞金100万ドル
来場者・海外から登録者177の国と地域から40,969人(2016年実績)
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