2017/04/10

◆Computexを効率よく視察する方法 <その3>

前回のコラムでは、まずは南港ホールの1FにあるAwardエリア、南港ホール4F大手ベンダーパビリオン、そして第3ホールのスマテク・エリアの3つを紹介しました。みなさんがそれぞれComputexのどんな部分に興味があるか、視察の目的やスケジュールに合わせて、自分なりの回り方を考えてみてください。ここではComputex視察の注意点をいくつか紹介します。3つのポイントをぜひ覚えておいてください。

第一に、ComputexはPC関連製品、周辺機器、サプライ用品、ストレージ、さらにはネットワークインフラなど、主にハードウエアを買い付けるための展示会です。もし、みなさんがこうした製品の買い付けが目的であれば、南港ホールの1F、信義エリアの第1ホールから回ることをお勧めします。

第二に、Computexは技術の最先端を見る展示会ではありません。(コラムのバックナンバーをご覧ください)近未来の技術予測、最先端技術のデモ、将来の技術トレンドなどの出展はすくない部類です。むしろ、半年後、または一年後に市場に出回るであろう市場トレンドを見極め、それぞれの市場で実際に売れる製品を買い付けていくための展示会です。(真の意味で「トレードショウ」です)

第三に、事前情報をあまり当てにしないことが無難です。ある程度の情報はComputex公式サイトから入手できます。しかし、直前まで製品の出展準備(製品の作り込み)をする企業が多かったり、製品を展示会に間に合わせることを優先させて事前のニュースリリースが不十分だったり、実際にブースを回ってみないとどんな製品が出展されているのかがわからないことがたくさんあります。

実は、南港ホール1FのAwardエリアはすでに注目されている(評価を受けている)製品を見るためのエリアです。Computexの魅力とは、「現在注目されている製品」ではなく、「これから注目を集めるであろう製品」を見ることができることです。そういう意味ではAwardエリアは「過去の製品」ということになります。

ある意味で、Computexが最もComputexらしいところは、「何が出てくるかかわらない」とか、「予想外の・・・」、「想定外の・・・」、「意外性をついた・・・」といった製品を見つけることができることです。Computexに何を期待するか、もう一度しっかり整理してから行きたいところです。

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◆Computex2017 & InnoVEX2017 開催概要
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*Computex2017とは製品調達及び海外におけるパートナー探しの展示会
*InnoVEX2017とはベンチャーが集まる「ピッチ」と「技術出展」のイベント
主 催:台北市コンピュータ協会(TCA)、台湾対外貿易発展協会(Taitra)
会 期:Computex2017 5月30日 (火曜日)~6月3日(土曜日) 5日間
     InnoVEX2017 5月30日 (火曜日)~6月1日(木曜日) 3日間
時 間:午前9時半~午後6時まで (ただし、最終日は午後4時まで)
会 場:台北世界貿易センター (信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
InnoVEX2017 世界貿易センター第3ホール(信義区) 
出展規模:Computex 1,602社、5,009小間(2016年実績)
InnoVEXベンチャー企業217社(2016年実績)
ピッチエントリー企業102社/ファイナリスト25社/優勝賞金100万ドル
来場者・海外から登録者177の国と地域から40,969人(2016年実績)
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http://www.computex.biz

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