2017/04/13

◆Computexを効率よく視察する方法 <まとめ>

まず、前提としてあなたは「変わらないComputex」を見たいのか、「変化するComputex」を見たいのか、「半歩先端のComputex」を見たいのか、イメージしてください。(変わらない---、変化する---、半歩先端---についてはこのコラムのバックナンバーをご覧ください)

具体的な買い付けが目的であれば、迷わず「変わらないComputex」です。南港ホールの1F、または信義区の第1ホールを中心に回るとよいでしょう。最先端技術を駆使した製品はありませんが、ステディな、コストパフォーマンスの高い、常連の出展企業が多数ブースを構えています。

会場の奥の壁に近い企業を重点的に回ってみることもお勧めです。3m×3mの基本ブースで出展している企業は意外とリーズナブルな見積もりを出してきます。ただし、メーカーであるか、商社であるか、見極めが必要です。Computexには自社で工場を持たない、販売エージェントや商社もたくさん出展しています。

販売エージェントや商社を活用したほうがいいケースもあります。逆に、中間マージンが発生しますので割高になるケースがあります。個人的な意見ですが、取引で最も重要なのは取引先とのコミュニケーションです。販売エージェントや商社をパートナーとしてビジネスを進めたケースがうまく進むことがよくあります。販売エージェントや商社だから悪いということはありません。

目的が具体的な買い付けではなくトレンドの視察であるならば、南港ホール4Fの「変化するComputex」を中心に見てください。台湾の大手ITベンダーが集中しているエリアです。このエリアの出展製品の写真を撮り、AcerやASUSなど大手企業を重点的に担当者への簡単にインタビューを試みます。社内報告用の視察レポートを書くにはお勧めのエリアです。視察レポートの提出が必要だったり、帰国後に社内で報告会をする予定の方は、南港ホール4Fを中心に見ることをお勧めです。

 技術トレンドやビジネスモデルのトレンドを見たい場合は、スマテク・エリアを重点的に見ることをお勧めします。テーマごとにパビリオンが設けられています。みなさんにとって興味があるテーマパビリオンを重点的に回ってください。

 しかし、繰り返しますがComputexの特徴は「最先端技術」ではなくて「実用先端」です。半年後、一年後に製品化を控えた実用的な半歩先端技術の応用が中心です。最先端トレンドを見るのではなく、「自社の技術と組み合わせたら何ができるだろう」とか、「弊社はこの企業とどんな点でコラボができるだろう」といった視点でブースを見て回ることをお勧めします。

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◆Computex2017 & InnoVEX2017 開催概要
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*Computex2017とは製品調達及び海外におけるパートナー探しの展示会
*InnoVEX2017とはベンチャーが集まる「ピッチ」と「技術出展」のイベント
主 催:台北市コンピュータ協会(TCA)、台湾対外貿易発展協会(Taitra)
会 期:Computex2017 5月30日 (火曜日)~6月3日(土曜日) 5日間
     InnoVEX2017 5月30日 (火曜日)~6月1日(木曜日) 3日間
時 間:午前9時半~午後6時まで (ただし、最終日は午後4時まで)
会 場:台北世界貿易センター (信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
InnoVEX2017 世界貿易センター第3ホール(信義区) 
出展規模:Computex 1,602社、5,009小間(2016年実績)
InnoVEXベンチャー企業217社(2016年実績)
ピッチエントリー企業102社/ファイナリスト25社/優勝賞金100万ドル
来場者・海外から登録者177の国と地域から40,969人(2016年実績)
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http://www.computex.biz

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