2017/10/03

Computex2017レポート<18>台湾大手ベンダーのビジネスモデルに大きな変化が

■なぜ、いま台湾のスタートアップが注目を集めているか、それは台湾がパソコンやタブレット、スマホなどのIT端末を量産してきた大手ベンダーの事情とも関係がある。台湾の大手ベンダーはこれまでにない発想で技術革新や製品開発力に取り組むベンチャーとの連携を模索している。その背景にはIoT時代の製品開発の多様化が挙げられる。キーワードはIoTである。これまで台湾の大手ベンダーは高品質のパソコン、タブレット、スマホなどのIT端末を大量に安く生産することをビジネスモデルとしてきた。しかし、こうしたビジネスモデルが崩れようとしている。IoTの出現によって多様なニーズに、スピーディに、フレキシブルに対応することが求められている。従来のビジネスモデルでは通用しないのだ。
Smart Home(住宅・家電)、Smart Office(オフィス・事務機器)、Smart Vehicle(車)、Smart Education(教育)、Smart Agri(農業)など、それぞれIoT分野における成長の可能性を支えるのはイノベーション(Innovation)であり、さらにそのイノベーションを起こすためにはスタートアップの新しい力が必要となる。IoT、イノベーション、ベンチャーといったキーワードが台湾IT産業の今後を占う鍵となっている。
別の見方をすれば、スタートアップやベンチャー企業にとって、台湾の大手ベンダーとの連携は大きなビジネスチャンスとなる。大手ベンダーと連携することでスタートアップに必要なさまざまなサポートが受けることができる。また、自社の技術やビジネスモデルが大手ベンダーの目に留まれば、同時に投資家からの資金調達にも道が開ける。世界の有力VC(ベンチャーキャピタル)とのコンタクトも可能だ。詳細はTCA東京事務所と検索の上、Computex2018関連のページにて。
VC側も単なるスタートアップの技術に注目するだけでなく、アクセラレータとして役目を果たす大手ベンダーの存在があれば、安心して投資先候補とすることができる。ベンチャーを発掘し、育て、ビジネスモデルを構築することができるかどうか、台湾の大手ベンダーだけでなく、世界の有力VCも台湾のイノベーションの力に期待している。
もちろん、訴えかける技術や製品、そしてサービスやビジネスモデルが投資家にとって魅力なものでなければならない。他にはない技術力や製品力があり、ビジネスモデルの独創性が前提である。このように台湾ならでは環境が産業連携を可能にしている。その中核を担うのがInnoVEXなのである。


来年のComputex2018会期は2018年6月5日(火)から9日(金)までの5日間です。来年に向けてComputex事前勉強会を隔月で実施中。事前勉強会、Computex2018視察及び出展にご興味がある方はTCA東京事務所まで、電話またはe-mailにてお問い合わせください。
------------------------------------------------
■Computex2018 & InnoVEX2018 開催概要
------------------------------------------------
≫Computex2018とは製品調達及び海外におけるパートナー探しの展示会
≫InnoVEX2018とはベンチャーが集まる「ピッチ」と「技術出展」のイベント
http://www.computex.biz/computextaipei/2018/
主 催:台北市コンピュータ協会(TCA)、台湾対外貿易発展協会(Taitra)
会 期:Computex2018 6月5日 (火)~6月9日(土) 5日間
InnoVEX2018 6月6日 (水)~6月7日(金) 3日間
時 間:午前9時半~午後6時まで (ただし、最終日は午後4時まで)
会 場:台北世界貿易センター (信義区3会場)、南港ホール(南港地区)
InnoVEX2018 世界貿易センター第3ホール(信義区) 
出展規模:Computex 1,600社、5,010小間(2017年実績)
InnoVEXベンチャー企業272社(2017年実績)
ピッチエントリー企業100社/セミファイナリスト28社/ファイナル8社、優勝賞金100万ドル
海外からのバイヤー登録者167の国と地域から41,378人(2017年実績)

■Computex2018視察/出展に関してはこちらのサイトをご覧ください。

http://www.tcatokyo.com/Computex01.html

コメントを投稿