2019/05/05

Computexのもうひとつの特徴はスタートアップ

Computexのもうひとつの特徴はスタートアップ、ベンチャーイベントであること
ComputexにはIoT関連の製品やサービスを集めたSmarTEXエリア(Smart Technology Applications & Products)が設けられている。また、今年で3年目となるInnoVEX(イノベックス)が併設されている点も大きな特徴のひとつと言えるだろう。
SmarTEXエリアとInnoVEXに出展する企業を理解するために3つのキーワードを挙げてその特徴を説明したい。彼らの出展目的を大きく分類すると「誰か売ってほしい」、「誰か作ってほしい」、「誰か助けてほしい」と3つのキーワードで言い表すことができる。
「売ってほしい」とはずばり販売パートナーを探しているということ。出展目的としては当然のことである。特に、販路を持たないスタートアップやベンチャー企業にとって販路拡大は切実な問題である。これは海外のバイヤーだけでなく、台湾の国内の大手ベンダーに売り込むという目的もある。Computexにはたくさんの国内業者も訪れる。スタートアップやベンチャー企業の最新技術やユニークな製品を探している企業も少なくない。「売ってほしい」とは海外バイヤーだけではなく、国内の企業も対象となる。
「作ってほしい」とは量産パートナーを探しているということ。これは主に台湾国内の大手ベンダーが対象。製品のプロトタイプ(試作モデル)を出展して、販売パートナーや量産パートナーを探し、海外での市場開拓に挑む。資金力がないスタートアップやベンチャー企業にとって、InnoVEXは大手量産ベンダーに自社の製品やサービスを売り込む絶好の機会である。技術力や開発力を溜められる「登竜門」の場であるという言い方もできるだろう。
台湾の量産ベンダー側にも事情がある。さまざまな分野でIoT化が進んでビジネスモデルが変化する中で、これまでのようにパソコン、タブレット、携帯端末といった製品を主力とすることは限界がある。各社がBtoBソリューションに向かっている流れの中で、スタートアップやベンチャー企業の中で魅力的な技術や製品を持っている企業があれば、自社に取り込みたいと考える。Computexはこうした双方のニーズが合致した出会いの場なのだ。

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