2021/04/16

フォード(米)は10万台の生産量削減、在庫ゼロの弊害

「Business Nest」の報道によるとフォード(米)は10万台をこえる生産量の削減を余儀なくされたと報じている。自動車工場における部品の「ゼロ在庫」を目標にしてきた弊害と見られる。

1.自動車用チップが不足している主な理由は2つ。ひとつは「ゼロ在庫」への取り組みが裏目に出たこと。そして需要予測との見誤り。家電との在庫獲得争いがこの結果をもたらした。
2.こうした部品の獲得競争に自動車メーカーはどう対応しているか。フォードは部品メーカーと直接取引を開始。GM(米)は基本的な部品点数を削減。さらにトヨタ(日)はサプライヤーに2~6か月程度チップの在庫を抱えるように要求している。
3.こうした自動車用チップの在庫不足は今後どのような事態をもたらすか。
 チップメーカーにとって、自動車メーカーは顧客のひとつに過ぎず、しかもそれほど大きな顧客ではない。研究所HISのマーケット予測によると、すべての自動車用マイクロコントローラーの70%がTSMCにアウトソーシングされていますが、TSMCにおける自動車メーカーからの収益はわずか3%だけであるとレポートされている。

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