2021/06/11

電気自動車の発展は、ICT業界に新たなビジネスチャンスをもたらすか?

 名古屋大学の野辺継男准教授の特別招待講演、「Candid Agenda of Japanese Automotive Industries for EV and Intelligent-driving Technologies」というテーマでスピーチがあった。COMPUTEX FORUN 2021の初日、6月1日のFuture Carセッションに登壇した。
 野辺氏によると、世界の電気自動車市場の成長には3つの主要な要因があると分析。さらにセミナーでは日本と台湾の産業協力の方向性についても述べている。
 3つの主要な要因とは、ひとつは世界各国の市場需要量と自国生産能力、2つ目は第二に各国政府のカーボンニュートラル政策について、さらに3つ目として、自動車は機械装置から電気を動力源とした情報端末化(インテリジェンス化)が進んでおり、この動きは自動車産業を大きく変化させると分析している。
 野辺氏は日本と台湾の産業協力について、台湾のICT分野における技術力をもっと活用して、お互いの強みを活かした提携を模索するべきとその方向性を述べている。さらに、今回のセミナーでは台湾の業界の変化を知る良いきっかけになるだろうと述べて、スピーチを締めくくっている。
野辺氏のセミナーはアーカイブスで資料が可能。ご興味がある方は下記からご覧ください。(視聴期間には期限があります。お早めにご覧ください)

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