EV車と自動運転を視野に新しい協会の設立を準備
EV車と自動運転を視野に新しい協会の設立を準備。名称はTaiwan Advanced Automotive Technology Development Association 中国語では「台灣先進車用技術發展協會」、略称はTADA(ティーエーディーエー)。
写真:オンラインで開催された設立準備会の模様
台北の新聞紙(経済日報)によると、現在、世界の自動車市場では、省エネやカーボンニュートラルの流れの中でEV車が主流になりつつある。同時に世界の主要な自動車メーカーグループがEV車や自動運転などの革新的な技術の本格的な導入を目指し、技術を競い合っている。
また、カーシェアリングサービスなどの新しいサービスの登場により、従来の自動車産業は大きな変革期を迎えている。これによってサプライチェーンにも大きな変革の波が押し寄せている。
EV車と自動運転のキーテクノロジーは、国際的な大手企業によって研究が進められているが、台湾ICT業界は長年に渡ってEV車や車載製品の開発技術の基盤を蓄積しており、その分野はディスプレイ、通信、電池、IoT、車載半導体等などの分野。今後はサプライチェーンの分業化、または分野を跨いだ提携などによって、台湾ITベンダーにとって大きなビジネスチャンスとなっている。
台湾ではEV車と自動運転を視野に新しい協会が設立される見込み。その準備が立ち上がった。設立予定の協会はTaiwan Advanced Automotive Technology Development Associationという名称。中国語では「台灣先進車用技術發展協會」、略称はTADA(ティーエーディーエー)になる。
TADAはPSMC(力晶積成電子製造股份有限公司)董事長である黃崇仁氏は発起人となる。他にはAUO(友達光電)、Pegatron(和碩聯合科)、Powerchip(力晶科技)など台湾の主要な大手ベンダーが参加。
さらにTTIA (Taiwan Telematics Industry Association/台灣車聯網産業協會)、TwIoTA(Taiwan IOT Technology and Industry Association/台湾物聯網産業技術協會)、TCA(Taipei Computer Association/台北市電脳商業同業公會)など関連する主要な業界団体も加わる
主要なメンバーは業界からPSMC董事長である黃崇仁氏(Frank Huang氏)、AUO副総経理陳建斌氏(James Chen氏)、Pegatron第八事業群総経理の賴哲彦氏(Franco Lai氏)など。
また、他にもTTIA理事長呉盟分氏(Men-Feng Wu氏)、国立台湾大学の陳良基教授(Liang-Gee Chen教授)、PSMC総経理の謝再居氏(Brian Shieh氏)、Powerchip総経理の王其国氏(Alex Wang氏)、PSMC副総経理の譚仲民氏(Eric Tang氏)、雲林科技大学の蘇慶龍副教授(Ching-Lung, Su,氏)など。
さらに、メディアディアからは自動車分野の専門家の専門雑誌isCar編集長である林大維氏(David Lin氏)、そして、TCAの総幹事杜全昌氏(Enoch Du氏)、同じくディレクター沈舉三氏(Sam Shen氏)、TCAの顧問である何宝中氏(Bao-Zhong. He氏)、TwIoTA秘書長で張笠氏(Li Chang氏)、TTIA副秘書長である張惠淑氏(Lilian Chang氏)、AUO經理である陳昱吉氏(Richard Chen氏)などが加わる。
7月15日には20数名の産学界の専門家がオンライン会議で、今後のEV車について、さらに台湾ベンダーのビジネスチャンスについて、業界の方針や今後の戦略について話し合った。
TADA協会設立準備室では国内外の企業、研究機関、公的な支援機関、スタートアップチームなど参加を歓迎。専門家による車載技術、自動車のEV化、自動運転技術、さらにグローバルサプライチェーン、今後のビジネスチャンスの研究など、協会を中心に台湾の新たなビジネスチャンスを模索していく。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。お問い合わせは下記まで。ご連絡をお待ちしています。
TADA (Taiwan Advanced Automotive Technology Development Association.)
台湾先進車用技術発展協会設立準備室:
連絡電話番号:886-2-2576-2017
担当窓口:王(Ms.Wang)
e-mail:service@tatda.org