2021/08/30

台湾EV車と自動運転に支援する新しい協会TADAが設立を準備

 台湾EV車と自動運転を視野に新しい協会のTADA(Taiwan Advanced Automotive Technology Development Association)設立を準備。名称はTaiwan Advanced Automotive Technology Development Association
中国語では「台灣先進車用技術發展協會」、略称はTADA(ティーエーディーエー)。
 PSMCの董事長である黃崇仁氏(Frank Huang氏)が述べているTADA協会の設立趣旨について下記の通り。
(1)今後のICT産業の可能性を追求し、産学官の連携を促進、産業界のリソースを統合して、先進的な自動車産業のバリューチェーンを確立する。先進的な車載製品の開発と技術の研究を協力して行い、共同で新たな市場の開拓を目指す。
(2)ICT産業のプラットフォームを設立。業界全体の協力関係を促進し、先進的な自動車に関連する製品と技術をインテグレイトし、産業界が最大の利益を創出することを目標とする。
(3)国際な先進的な自動車標準規格を整理し、ICT産業及びシステムインテグレーション分野で業界全体の国際的規格の標準化を目指し、サプライチェーンの価値を向上し、国際競争力を高める。
(4)台湾の関連する業界団体と協力して、対内ではフォーラム、セミナー、シンポジウムなどを開催し、対外的には企業訪問を実施したり、海外のや国際的なイベントに参加し、関連する業界との関係を強化し、新たなビジネスチャンスを模索する。
 PSMCの董事長である黃崇仁氏(Frank Huang氏)は、「ICT産業と自動車産業は製品設計の理念と基本的な開発手法が異なり、TADA協会は業界を超えた企業間の交流によって、自動車産業のエコシステムの特性を理解することが重要である。さらに自動車産業に関連する企業にも台湾の半導体及び電子産業の技術的な強みや製品の強みを知ってもらえるように努力する。台湾では先進的な自動車技術の研究開発を進め、大量生産を加速することによって自動車産業界への貢献を目指す」と述べている。
 2021年のCOMPUTEX CYBERWORLD でもEV車がテーマになった。「EV車の戦国時代に台湾ICT産業の挑戦とビジネスチャンス」をオンラインフォーラムにて全世界に配信。このフォーラムでもEV車の専門家である林大維編集長は「EV車技術が新しい次元の事業の創出をもたらす」と述べている。
 COMPUTEX FORUM 2021国際オンラインフォーラムのURLはこちらから。(日本語の字幕付)

 TADA協会設立準備室では国内外の企業、研究機関、公的な支援機関、スタートアップチームなど参加を歓迎。専門家による車載技術、自動車のEV化、自動運転技術、さらにグローバルサプライチェーン、今後のビジネスチャンスの研究など、協会を中心に台湾の新たなビジネスチャンスを模索していく。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。お問い合わせは下記まで。ご連絡をお待ちしています。

TADA (Taiwan Advanced Automotive Technology Development Association.)
台湾先進車用技術発展協会設立準備室:
連絡電話番号:886-2-2576-2017
担当窓口:王(Ms.Wang)
e-mail:service@tatda.org
公式サイト:http://www.tatda.org/

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