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台湾情報セキュリティ産業の発展趨勢

図1、2000年〜2001年台湾情報セキュリティ市場規模

単位:百万元

資料出典:資策会MIC、経済部IT IS計画(2001年12月)

 世界では企業の電子化が急速に進んでおり、情報セキュリティ市場は驚くべき急成長を遂げている。IDCの報告によると、2000年世界情報セキュリティ製品市場規模は51億米ドルに達し、今後、年平均成長率は23%に達し140億米ドルに成長することが予測されている。さらにDatamonitorでは、世界情報セキュリティサービス市場規模は2000年の38億7600万米ドルから、2003年には74億1800万米ドルに達し、年平均成長率は24.2%となると予測している。ここからも企業の電子化が進むに伴い、情報セキュリティサービスに対するニーズも高まることがうかがえる。

 

  2001年台湾情報セキュリティ市場規模は50億6900万元に達し、2000年の31億6300万元から60.3%成長した。そのうち、情報セキュリティ製品市場規模は全体の67.7%を占め、34億3400万元で、成長率は62.1%、情報セキュリティサービス市場規模は16億3500万元で、全体の32.3%を占め、成長率は56.5%に達している。次に情報セキュリティ関連の製品とサービスの市場規模について分析を行う。

台湾情報セキュリティ産業の現況

  情報セキュリティ製品にはファイアウォール、ワクチンソフト、バーチャル・プライベート・ネットワーク(VPN)、公開鍵インフラストラクチャ(PKI)、暗号化セキュリティソフト、セキュリティ評価、侵入検知、その他情報セキュリティソフトなどが含まれる。2001年台湾ファイアウォール市場規模は10億4100万元で、前年の6億1900万元から68.2%成長している。現在、自社開発力を持つ台湾企業にはGenNet Technology(台華)とZyXEL(合勤)がある。ワクチンソフトは情報セキュリティ製品市場において最大規模の製品で、2000年の10億3500万元から2001年は33.7%成長して13億8400万元となった。自社開発力を持つ台湾企業にはGolden Great Information Technology(金帥)、Paragon Micro International(聖典科技)、Nst-Network Security Technology(網安国際)、Trend(趨勢科技)などがある。

  VPNは公共ネットに構築する企業ネットで、公共ネットと同じ安全、管理、効率を有する。2001年台湾VPN製品市場規模は1億1800万元に達し、2000年の2300万元から413%成長した。自社開発力を持つ企業にはITServ Taiwan(cコ科技)とKeyTrend Technology (聯傳科技)がある。PKIはパブリック・キー暗号化技術を利用し、ネット認証を信任システムの基礎とする。パブリック・キー管理やデジタル署名などによって、データの守秘性、データの完全性、身分認証、否認防止など4つの機能を備える。2000年PKIの市場規模は1億6300万元で、2001年には89%成長して、3億800万元に達した。

 2001年台湾暗号化セキュリティソフト市場規模は7700万元に達し、2000年の5800万元から32.8%成長した。自社開発力を持つ台湾企業は、FORMOSOFT INTERNATIONAL(全景軟體)、IISI(宏瞻)、ABITNET(陞際網路科技)、KeyTrend(聯傳科技)がある。セキュリティ評価は技術水準が高い製品に属するため、現在大部分が輸入品となっている。2001年台湾セキュリティ評価製品市場規模は1億3000万元で、2000年の3500万元から271.4%に増加している。自社開発力を有するのはSecure UNI(諮安)のみ。侵入検知システムはファイアウォールに続く第2の保護で、怪しい人物の侵入が発覚されると、随時インフォメーションマネージャーに警告を発する。2001年に同市場は3億3,300万元に達し、2000年の1億7200万元から93.6%成長した。自社開発力を持つ企業にはDIAMOND INFOTECH(新波科技)がある。

 情報セキュリティサービスには、認証サービス、コンサルタントサービス、及びシステム統合サービスがある。2001年台湾認証サービス市場規模は1億7000万元で、2000年の5700万元から87.7%成長した。コンサルタントサービスは2001年の市場規模が1億1000万元で、2000年の7800万ドルから42.3%成長した。2001年の台湾システム統合市場規模は14億1,700万元で、2000年の9億1,000万元から55.7%成長している。ネットセキュリティがシステム統合サービスに占める割合は27%で、応用セキュリティが73%に達する。

表1、2000年〜2001年台湾情報セキュリティ市場の分析

単位:万元、%

項目

2000年市場規模

2001年市場規模

2000/2001成長率

情報セキュリティ製品

ファイアウォール

61,900

104,100

68.2%

ワクチンソフト

103,500

138,400

33.7%

VPN

2,300

11,800

413%

暗号化セキュリティソフト

5,800

7,700

32.8%

PKI

16,300

30,800

89%

セキュリティ評価

3,500

13,000

271.4%

侵入検知

17,200

33,300

93.6%

その他の情報セキュリティソフト

1,300

4,300

230.8%

情報セキュリティサービス

認証サービス

5,700

10,700

87.7%

コンサルタントサービス

7,800

11,100

42.3%

システム統合

91,000

141,700

55.7%

資料出典:資策会MIC経済部IT IS計画(2001年12月)

  総体的にみると、2001年台湾情報セキュリティ製品市場では、ファイアウォールとワクチンソフトが主流で、同市場の70.6%を占めている。しかし、ネットセキュリティ対策の重要性が高まっており、VPN、セキュリティ評価、侵入検知、PKIなどの製品の重要性も高まりつつある。さらに、サービス市場においては、システム統合サービスが最大のシェアを占めている。


台湾情報セキュリティ産業の展望

図2、2000年〜2001年台湾情報セキュリティ市場規模

単位:百万元

資料出典:資策會MIC経済部ITIS

  インターネットはすでに企業経営にとって需要なツールとなっているが、一方では情報セキュリティの問題も重大になってきている。このため、企業は情報セキュリティシステムを構築することが必須となっている。MICでは、2004年台湾情報セキュリティ市場規模は101億8,000万元に達すると予測している。関連製品の市場規模は63億1,300万元で、そのうちワクチンソフトとファイアウォールが56.4%を占める。関連サービスの市場規模は2001年に16億3500万元だったが、2004年には38億6700万元に成長し、そのうち82.6%をシステム統合サービスが占めることが予測される

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