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インターネット商業化の規制が1992年に解除され、インターネットの成長は1999~2000年にピークを迎える一方、情報セキュリティ問題がインターネットの普及と電子商取引の発展において重要な課題となってきた。企業の電子化が成熟するに従い、ネットセキュリティの重要性が高まっている。米国政府の2002年IT関連予算は478億米ドルで、そのうちセキュリティ予算は6%に相当する27億米ドルだった。2003年には524億米ドル中42億米ドルを占め、比率も全体の8%となり、55.6%成長している。このことからも、セキュリティの重要性をうかがい知ることができる。図1に示すように、近年情報セキュリティトラブル発生件数は急増している。モルガン・スタンレーが2002年12月に発表した「世界トップ1000社のCIOが最も重要だと考えるソフト」の調査結果において、情報セキュリティソフトが最も多かった。
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図1:世界で報告された情報セキュリティトラブル発生件数
単位:件数
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情報セキュリティ市場を「製品」と「サービス」の2分野に分けることができる。さらに「製品」は、ワクチンソフト、ファイヤウォール、侵入監視、PKI、セキュリティ評価、VPN、暗号化ソフト、その他など8種類に分類することができる。その他のセキュリティソフトにはアクセス・コントロール、シングルサインオン、管理及びコンテンツ・フィルタリングなどが含まれる。「サービス」については、システム統合、専門サービス、認証サービスなど3種類に分類することができる。そのうち、システム統合には情報セキュリティソフトのインストールや実行サービス、専門サービスには委託サービス、教育訓練及びコンサルティングサービスが含まれる。認証サービスには身分認証やオンラインマーク認証などが含まれる。
ここ一、二年の間に、世界の情報セキュリティ市場に変化がみられている。情報セキュリティ「製品」市場において、ファイヤウォールとVPNの機能統合が進んでいる。ネット応用が普及し、単価が下がっている上、企業のVPNに対する需要が増加し、ファイヤウォール/VPNソフトが急成長している。また、企業のネット管理や職員管理に対するニーズが高まっているため、ウェブとコンテンツを篩い分けるソフトの人気が高まっている。2003年に世界情報セキュリティ「製品」市場規模は120億米ドルに達することが予測されている。
世界情報セキュリティ「サービス」市場においては、情報セキュリティの重要性が認められ、企業は専門コンサルタントを導入するニーズが高まり、製品の購入や取り付け以外に、フローチャートの調整や管理規範の確立なども含まれる。情報セキュリティの管理は日々複雑になっており、顧客側からの管理の委託やコンサルタントに対するニーズが高まっている。2003年に世界情報セキュリティ「サービス」市場は100億米ドルに達することが予測されている。
台湾において2002年に最も多く発生した情報セキュリティトラブルはウイルス感染だった。ウイルス感染は最大の情報セキュリティ問題で、企業は情報セキュリティ保護の第一線にある。ウイルス対策を外注するとソフト使用ライセンシングのコストを低減できるため、ウイルス対策は外注サービスにおいて最も重要な業務の一つとなっている。金融持ち株会社が設立され、統合が進む中、金融業界は情報セキュリティ会社にとって重要な顧客であり、同市場にはまだ成長の余地がある。サービス業界も電子商取引において顧客情報や取引情報の漏洩を懸念し、情報セキュリティ予算を大幅に増やしている。2001〜2002年台湾企業の情報予算は12.8%成長し、さらに2002〜2003年も16.1%成長することが予測されている。
2002年台湾の情報セキュリティ「製品」市場規では、ウイルスやハッカーの侵入が深刻化し、ワクチンソフトやファイヤウォールが防御における第一線の製品となっている。セキュリティ評価と侵入監視の需要も増加し、元来、規模が小さかった同市場は急成長を遂げている。企業運営においてネットに対する依存度が高まっている。VPNは専用回路に比べて利便性と柔軟性が高く、さらに無線ネットの安全性などの問題を考慮して、多くの企業がVPNを採用している。2002年台湾の情報セキュリティ「製品」市場規模は37億5300万米ドルに達し、2001年の28億8100万米ドルに比べて30.3%成長した。
2002年の台湾情報セキュリティ「サービス」市場については、企業のニーズがトータルなセキュリティ確保に向かって発展している一方、製品や技術が複雑なため、コンサルティングサービスを通じて企画や導入に協力している。全体的に見ると、2002年は政府、金融及び一部の非IT産業からの情報セキュリティ企画に対する需要が高まり、情報セキュリティサービス市場の成長につながった。2002年台湾の情報セキュリティ「サービス」市場は21億1900万元に達し、2001年の15億2,300万米ドルに比べて39.1%成長した。
この1年間、不況にもかかわらず台湾情報セキュリティ市場は成長を遂げた。データが示すように、2003年台湾情報セキュリティ市場の経済規模は65億元に達し、複合成長率26.6%から成長速度を計算すると、2004年市場規模は100億元を超えることが予測されている。そのうちシステムの統合、侵入監視、暗号化ソフト、暗号化ソフト、ワクチンソフト、ファイヤウォールなどが成長し続けている他、コンサルティングサービス、認証サービス、セキュリティ評価のサービスも成長の主力となっている。これは企業の情報セキュリティに対するニーズが日々高まっているだけではなく、企業の情報セキュリティに対する観念と応用が徐々に「受動」から「能動」に変わってきていることを示している。企業はセキュリティフレームの設置でリスクを低減する他、さらに管理効率及び作業効率を高めることを目指している。 |